10月7日 医療講演会「サルコイドーシス友の会東日本支部主催」

講演会

10月7日、「サルコイドーシス友の会東日本支部」主催の医療講演会が上智大学(東京・四谷)を会場に開催され、宮城県サルコイドーシス友の会からも事務局員が快く参加させて頂きましたのでその様子をレポートさせて頂きます。
台風の影響が心配される中、会場には大勢の会員が集まりました。講師には東北大学病院 臨床研究推進センター特任教授の奈良正之先生をお招きして、テーマ・「サルコイドーシスを考える~病態、検査、診断から治療まで~」についてご講演頂きました。

講演はサルコイドーシスの歴史に始まりました。
1877年、世界で初めて58歳の男性のサルコイドーシスの症例報告の後、1892年、初の病理所見報告、1915年、初の肺病変の報告、さらに1934年、初の全身疾患としての報告の例をあげた後、日本で最初の報告は東北大学皮膚科・竹谷実先生による「類狼瘡」との説明がありました。

ATS/ERS/WASOGOの合同国際員会報告におけるサルコイドーシスの定義紹介や、疫学、診断時の年齢分布(男女別)、罹患臓器の割合、受診動機の変遷、臨床診断に関する検査の有所見率、新診断(サルコイドーシスを強く示唆する検査所見が5項目中2項目陽性)の説明がありました。さらに講演は参加者の関心の高い部分に進み、サルコイドーシスの組織像、肉芽腫の説明と、メカニズム、肺サルコ、ガリウムシンチ、皮膚サルコ、心臓サルコ、肝臓サルコ、脾臓サルコ、脳(神経)サルコ、筋肉サルコ、骨サルコの説明が、組織の電子顕微鏡写真や、MRI,PET,ガリウムシンチ、レントゲン写真の画像を提示しながら進みました。

現在サルコイドーシスの病因と考えられている物質の研究や、薬剤などの説明もあり奈良先生のわかりやすい説明に、参加者全員が引きこまれてしまう様子がうかがえました。

休息をはさんで質問の時間では、時間いっぱいまで質問が飛び交いました。奈良先生も「鋭い質問ですね!」と言いながらも丁寧に、わかりやすく答えていました。先生の誠実な姿勢が垣間見られました。いつまでもやまない質問に司会者の苦労が伝わってきました。

この講演会の内容につきましては後日、サルコイドーシス友の会東日本支部の許可が頂ければ掲載する予定です。

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奈良先生を囲んで、サルコイドーシス友の会東日本支部の役員の皆さんとの記念写真。

医療講演会終了後、場所を変えて東日本支部の役員の皆さんと、宮城県サルコの会との意思疎通のための情報交換会を持ちました。
お互いの現状や、今後の展望、協力体制など、意見交換を交えての有意義な話し合いになりました。
宮城県サルコイドーシス友の会の皆様には役員会を経て、総会の時に連絡事項として具体的な報告をさせて頂きます。